国際ロータリー第2720地区 熊本・大分

ロータリー財団奨学生中間報告 田添敦也(第14回)

2023年08月04日

2021 ~ 2022年度 グローバル補助金 奨学生
田添 敦也

 

第14回 中間報告書

1. 基本情報

カウンセラー(派遣側) 前田 祐志様 宇城RC会長(宇城RC)
カウンセラー(受入側) Judith Page(R.C of North Melbourne)
教育機関 University of Melbourne
専攻分野 地域社会の経済発展

2. 学業面

大学のセメスターはいよいよ終わりに差しかかり、課題の最終締め切りに追われる日々です。それに加えて、インターンシップ業務もあるので、本当に忙しい日々を送っていますが、課題もインターンも毎日色々な知識を身につけられる機会となっているようで、とてもやりがいを感じながら、取り組めているかなと思います。

今メインで取り組んでいるエッセイ2つで、送金が貧困に及ぼす影響と、気候変動のジェンダー化されたインパクトです。どちらもとても面白いので、来月の報告書では、書き終わったエッセイをもとに少し紹介できたらと思います。

今回は、主にインターン業務について共有します。現在、テロや紛争の解決に取り組むNGOでインターンをさせていただいております。この団体の面白いところは、元テロリストに対して、メインアプローチをかけているところです。多くの団体は、テロ組織と政府に同時にアプローチをかけ、この3グループ間での和平協定締結を目指します。しかし、実際問題、テロ組織に接触するのは、非常に困難で、実際に接触できても、うまく会話ができないというケースが非常に多いです。なので僕がインターンをしている、Accept Internationalでは、元テロリストの多くが、釈放後に再びテロ組織に戻っている現状に着目し、この元テロリストたちが、テロ組織に戻らず、通常の暮らしを送れるようになれば、テロに関わる人たちを少しでも減らし、紛争を減らしていけるのではないか、として色々なプロジェクトに取り組んでいます。なので、プロジェクト内容としては、保護観察所や刑務所において、職業訓練やカウンセリングをしたり、彼らが戻るコミュニティと連携し、居場所を作ってあげたり、社会復帰の支援の重きをおいています。僕の業務は、NGO用の助成金リサーチをしたり、翻訳をしたり、論文を読んでリサーチをしたりと、とても幅広いです。最近では、刑務所にいる、元テロリストに手紙や作文を通して、内省を促し、考え方を変化させていくという新しいプロジェクトに向けたリサーチを行っています。学校の課題と両立しながら、頑張っていきたいと思います。

 

3. 受入ロータリーとの交流

時間を作って、他のロータリー奨学生と、少しだけロータリーの国際イベントに行ってきました。世界各国からメルボルンに集まっている方々を見て、ロータリーの規模の大きさに本当に感銘を受けました。色々なサークル(?)みたいな団体がロータリーにもあるみたいで、たくさん勧誘を受けたので、ちょっと大学入学時に戻ったみたいで、楽しかったです。

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