国際ロータリー第2720地区 熊本・大分

グローバル奨学金報告書 河村 陽一郎(2019年12月)

2019年12月27日

マサチューセッツ総合病院 脳神経外科
河村 陽一郎

 

12月には2回の大雪があり、ボストン周辺の学校は休校となりました。電車から見えるチャールズ川も凍結し、生まれも育ちも九州の私には何とも言えない感動があります。
12月20日にMGH脳神経外科の現部長のカーター教授の主催でクリスマス会が行われました。日本の忘年会に近い位置づけでしょうか。研究室で働く我々にも声がかかり、連れ立って参加して参りました。皆、パートナーを伴って来るらしく、中央のダンス・ブースも賑わっておりました。同じハーバード大学付属でライバル関係にあるブリガム・ウィメンズ・ホスピタル 脳神経外科はレッドソックスの本拠地であるフェンウェイパークで会が行われたと聞きます。12月後半はすっかり休みモードで、普段の満員電車・バスが嘘みたいに交通機関は空席が目立ちます。研究室も働くのは中国人、日本人、インド人、掃除をしてくれるヒスパニックの方々くらいでしょうか。
クリスマス・イブは居住するアーリントン周辺を散策しました。まさにサイレント・ナイトらしく、家族と静かに過ごす人が多いようでした。キリスト教徒でない我々は教会を外から観察するにとどまりましたが、ステンドグラスを介した中の明かりは外気と冷たさのせいもあり、何とも暖かな雰囲気を出していました。

 

12月は自動車免許取得に挑戦しました。研究員として米国に滞在するには”DS-2019”の取得が必要で、同書類により在留許可の期間が規定されます。1年未満では国際免許の使用が認められる代わりに米国での自動車免許取得できません。今回、在留期間の延長というタイミングで受験可能となりました。
コンピュータベースの試験をクリアすると仮免許を取得できる訳ですが、英語以外に様々な言語での受験が可能です。路上試験は試験官および米国での運転歴が1年以上の立ち会い人の同乗が必要です。私はケネディー生誕の地近くで路上試験を受けてきました。私は試験監督が助手席でドーナツを食べながら、後部座席の立会人と雑談をしている環境の中、日本での運転歴を生かすことができました。こちらは40近くの私でもアルコールの購入には免許証か専用のリカー・カードの提示が求められます。これからは晴れて大好きなビールが買えると、2週後の免許証の到着を心待ちにしているところです。

 

研究は指導教官のグラントの審査結果、追加実験を求められました。米国では自分の給料すら研究予算から出すため、取得できないことは研究者としての終わりを意味します。発表前のため詳しく書けませんが、私は放射線療法とある薬剤の併用が複数の脳腫瘍において、相乗的な作用を与えることを示しました。非常に希望のもてる研究結果のため、明るい気持ちで新年を迎えることができます。ところで、新年は1月2日から学校が始まります。我々の研究室も1月2日より抄読会やカンファレンスが始まります。感謝祭やクリスマスといったホリデイ・シーズンは新年を迎え、終えることになります。

 

グローバル奨学金報告書 河村 陽一郎(2019年12月)

(左)カーター部長と日本人脳外科医 (右から2番目が筆者)
(右)自宅窓からの雪景色

この記事にコメントする

【必須】
【必須】
【必須】 (公開されません)

Copyright ©  ROTARY INTERNATIONAL DISTRICT 2720. All Rights Reserved.