国際ロータリー第2720地区 熊本・大分

ロータリー財団奨学生中間報告 李民樹(第6回)

2024年04月17日

2023 ~ 2024年度 グローバル補助金 奨学生
李民樹

 

第6回 中間報告書(3月レポート)

1. 基本情報

カウンセラー(派遣側) 増田 隆二様(人吉ロータリークラブ理事)
カウンセラー(受入側) Dârini Vedarattiname様 (Rotary Club of London)
教育機関 London School of hygiene and Tropical Medicine
専攻分野 疾病予防と治療

2. 生活面

ロンドンは少しずつ暖かくなり、日照時間もかなり長くなってきており、少しずつ春を感じる季節となってきている。ロンドンの食事にもすっかり慣れてしまったが、最近は歴史のあるパブ(特に料理がおいしいところ)をめぐることにハマっている。イギリスのパブはお酒のみのところ、料理に力を入れているところ、スポーツ観戦ができるところ、ファミリーが多いところなど多種多様なパブがある。家の近所にあるパブはフィッシュアンドチップスが有名な老舗パブで、時折奥さんと一緒に訪れている。ロンドンでは金曜日にフィッシュアンドチップスを食べる習慣があるようで、すでに一生分のチップス(日本でいうフライドポテト)を食べたと思うほどよく食べている。太ってしまわないよう注意したい。

ロータリー財団奨学生中間報告 李民樹(第6回)

奥さんと近所のパブにて

 

3. 学業面

Term2が終わり、感染症数理モデルと感染症疫学の試験が終わった。感染症数理モデルは非常に楽しみにしていた科目の1つであり、新型コロナウイルス感染症流行時の学校閉鎖と予防接種の導入についてモデリングプログラムを用いて効果予測について検証し、先生達の前でプレゼンテーションするという内容であった。英語でのプレゼンテーションは入念な準備が必要で、緊張もしたが、同じグループのメンバーに支えられつつ、なんとか無事に終えることができた。結論として学校閉鎖はほぼ感染症の流行に寄与しないという結論であった。Term2終了時には学校の先生方がロンドン内の疫学に関連する有名スポットを案内してくれた。写真2は大昔にパブがあったところで、ロンドンでコレラが流行していたころにコレラに汚染されたビールを提供し多くの死者を出したことで有名なパブの跡地である。また写真3は疫学の父Johns Snowが生前暮らしていた家であり、ロンドンにはこのような疫学にまつわるスポットが多く存在する。ツアーの後はJohn Snowパブで同級生とTerm2の終了と来るイースター休暇を祝ったのは言うまでもない。

コレラ入りのビールを提供していたパブの跡地にて

 

4. 受け入れクラブとの交流

Term2とTerm3の間のイースター休暇はほぼ日本に帰国しているためロータリーの活動には参加できないが、4月5月はLondon Districtのイベントも多々あるのでぜひ参加したい。

疫学の父Johns Snowが暮らしていた家

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