国際ロータリー第2720地区 熊本・大分

大分市鶴崎の子ども食堂に食材を寄贈(大分RC)

2024年02月29日

大分RC
公共イメージ委員会 尾野 文俊

 

訪問した際に驚いたのは、子ども食堂を高齢の男性たちが運営していることでした。安部泰史会長を含む皆さんは陽気でエネルギッシュな方々であり、その姿に驚きました。提供される食事は学校給食と同様に成分表示の届け出などが必要であり、その手続きが面倒だという理由から、食事メニューは「カレーライス」に決めているそうです。具材はカレールーにタマネギ、にんじん、肉などが定番で、女性が運営に参加すると他の食材を用意したがるため、断っているとのことです。とにかくたくさんのタマネギを煮込んで、まろやかなカレーライスを提供しています。当日のカレールーは大分ロータリークラブから提供されたものです。

大分市鶴崎の子ども食堂に食材を寄贈(大分RC)

 

鶴崎子ども食堂は、毎月第2、第4金曜日の午後5時~8時まで運営しています。児童約5名程度を受け入れて6時までボランティアの大学生と高校生が勉強を指導しています。当日は日本文理大学の学生2名が参加していました。(高校生は午後5時~午後7時、大学生は午後5時~8時)

大分市鶴崎の子ども食堂に食材を寄贈(大分RC)

大分市鶴崎の子ども食堂に食材を寄贈(大分RC)

 

この活動のきっかけは、毎月第4日曜日に乙津川のカヌー教室を行っていたとき、お昼に終了しても帰らない子どもがいるので事情を聞いたところ帰っても昼ご飯がないことを知ったことから始まりました。2016年から鶴崎の子ども食堂を始め、毎月第1、第3土曜日の昼にカレーライスを提供しました。スタッフはカヌー教室のボランティアを行っていた男性達です。

 

そのうち、児童の親たちからの要望があり開催日時を変えました。平日の金曜日が共稼ぎの親が忙しいので、金曜の午後5時から午後8時までとなりました。親が迎えに来る午後8時まで食後はいろんな遊びで楽しんでいます。

 

公的な支援以外にも、一般の企業や個人から多くの支援を受けているそうです。その秘訣は、相手と子ども食堂の運営方針や考え方を話し合うことだそうです。その会話から相手が自らどのような支援を提供できるか考えてくれるようになるとのことです。

 

私もカレーライスを一緒に食べました。シンプルですが、まろやかでどこか懐かしい味がしました。それは私が子どもの頃に食べた味でした。冬の寒い夕方ですが、食後に子どもたちが屋外で元気に遊び始める姿から、鶴崎子ども食堂の元気なポリシーを感じました。大分ロータリークラブの奉仕活動の素晴らしさを再認識しました。

 

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