ロータリー財団奨学生中間報告 川﨑 千祥(第6回)
2025年05月16日
2024 ~ 2025年度 グローバル補助金 奨学生
川﨑 千祥
第6回 中間報告書(2025年3月1日 ~ 2025年3月31日)
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 熊本江南ロータリークラブ |
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カウンセラー(受入側) | Rotary Club of Barnet |
教育機関 | London School of Economics and Political Science (LSE) |
専攻分野 | 平和構築と紛争予防 |
2. 学業面での成果,状況,予定等
新年明けましておめでとうございます。
今月末でコースの授業がすべて終了するということもあり、春学期の始まりには、身の引き締まる思いで授業に臨みました。今月も1回、アカデミック・アドバイザーとの面談があったのですが、修士論文で扱いたいテーマについて、ここにきてようやく自分の中で輪郭が見えてきたように感じました。研究手法(メソドロジー)についても具体的なアドバイスをいただき、これからさらに構成を練り上げていく予定です。
来月4月は授業のない期間(Spring Break)となります。5月以降も、数回のアドバイザーとの面談と修士論文関連の授業があるのみで、コースワークは終了します。少し寂しさも感じますが、その分、寮や大学の友人たちと過ごす日々を一層大切にしようと思います。
授業の最終日。仲の良いコースメイトたちと、大変お世話になったAiko教授に囲まれて
“Theory Saves Lives”:私が所属するジェンダー学部のモットー
また、今月は寮で「Faculty Dinner」が開催されました。これは、学生が所属する学問分野ごとに開かれるフォーマルな夕食会で、私はPolitical Science分野のディナーに参加しました。指導教官(アカデミック・アドバイザー)を招いて、他の学生や教授陣とテーブルを囲みながら語り合うこの時間は、縦のつながりだけでなく、同じ分野に関心を持つ仲間との横のつながりを築く良い機会となりました。
Political Science分野のFaculty Dinnerにて
また、早稲田大学の卒業生が集う「稲門会」のロンドン支部の集まりにも、同じく早稲田卒の友人と一緒に参加しました。会場はロンドンのパブの一室で、約40名が参加。これほど多くの日本人がロンドンにいるのかと驚くと同時に、参加者の背景も多様で、ワーキングホリデーや駐在、現地就職など、さまざまな理由でロンドンに滞在していることを知り、日本人としてこの地で働くことのリアルに触れる貴重な時間となりました。
稲門会にて、友人と母校の思い出話に花が咲き、懐かしさに包まれたひとときでした
一方で、ロンドン生活もいよいよカウントダウンが始まりました。卒業後にはなかなか会えなくなる友人たちとの時間を大切にしようと、日々思い出づくりに励んでいます。友人たちと一緒にロンドン市内の桜を見に行ったり、チキンカツカレーを作って食卓を囲んだりと、何気ないけれど心温まる時間が増えています。
寮の共用キッチンでカツカレーを作り、友人と一緒に楽しくいただきました
春の訪れとともに、日が長くなり、天気も少しずつ穏やかになってきました。太陽が恋しいロンドンの冬を越えて、これからますます日照時間が伸びるのが楽しみです。
3. 受入ロータリーとの交流
今月は、派遣元の熊本江南ロータリークラブの沼田さんがロンドンに出張で来られた際、時間を作って会いに来てくださいました。
普段はなかなか外食をする機会が少ない中、アフタヌーンティーをご一緒しながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。海外でこうしてロータリーの皆様と再会できることのありがたさを改めて感じました。
熊本江南ロータリークラブの沼田さんとのアフタヌーンティー