ロータリー財団奨学生中間報告 田添敦也（第12回）

2021 ~ 2022年度 グローバル補助金 奨学生
田添　敦也

 

第12回 中間報告書

1. 基本情報

2. 学業面

自分にとっては、学生生活最後のセメスターが始まりました。12月から2月の終わりまでは本来は夏休みの予定でしたが、自分は就活とインターンシップ探しがあったので、夏休みという感じの過ごし方はできませんでしたが、無事に就職先もインターン先も決めることができてよかったです。

今期は、授業２つとインターンシップをします。インターンシップに関しては、紛争系のNPO団体で、インドネシア事業部で配属が決まり、オンラインで業務を遂行していく予定です。まだオリエンテーションなどを済ませただけで、本格的な業務には取り組んでいないので、今後のレポートでアップデートしていければと思います。

2つの授業のうち一つは、Migration and Developmentという、移民と開発の関連性に重きを置いた授業です。開発学では、移民・移住に関する研究は、ここ数十年でますます注目度を増している分野で、国の成長という観点において、悲観的な論文を出す研究者と、楽観的な論文を出す研究者がいて、２局化しているのは興味深い点です。現在の時点で、個人的には、送金などを通じて、自国の経済発展への貢献は大きいのではないかと考えているのですが、授業を通じて、悲観者になるかもしれません笑。そこは、このセメスターを通して、考えていければいいと思います。

もう一つは、Gender, Globalization and Developmentというジェンダーとグローバル化に着目した授業です。メルボルン大学は、ジェンダー＆開発という分野では、世界でもトップ5に入るくらいの名門大学です。なので、ジェンダー系の授業は、とても気合が入っているように感じますし、生徒もとても勉強熱心な人たちが集まっている印象です。僕は性的指向がストレートですが、現代的な言葉で言うところのLGBTQ+に当てはまる人たちの多くが、この授業を受けていて、みんな自分の体験談をもとにディスカッションをしたりするので、とても興味深く聞いています。ザ・多様性って感じを前面に出したクラスは、ジェンダー系しかないと思いますし、日本ではこういう授業はあまり受けられないので、とても良い経験になると思います。

ジェンダーに関しても、移民に関しても、これまでのセメスターで学んだことも多いのですが、より専門的に学んでみたいと思い履修しました。やはり、最後のセメスターということもあり、すでに知っている内容も多いので、自分の知っている知識や情報を駆使して、毎日勉強ができているようで楽しいです。同時に、もちろんまだまだ知らない情報も、授業や論文読解を通して出てくるので、多くのことを吸収できるように、毎日の学習に取り組んでいます。

また、今期は対面での授業ができるようになったので、改めて実際にクラスに出てきて授業を受けることの楽しさを感じています。同時に、対面だからこその、ディスカッションの緊張感などもあり、最後のセメスターながら新鮮な感覚で授業に毎日行っています。積極的な発言を意識し、他の生徒との情報交換も積極的に行い、最後までやり切ります！

ちなみに以下は、クラスの席の写真です。毎回謎に女の子ばっかりが座っています。つい自分がモテるのでは、と勘違いしそうになりますが、そんな浮かれた心を叩きつけ、真面目に授業に取り組む日々です。

 

3. 受入ロータリーとの交流

しばらく就活と学校のスタートでバタバタしてしまい行けていなかったのですが、来週参加予定です。また、他のロータリー奨学生がいるクラブにも、ちょこちょこ参加しようと思っているので、楽しみです！

 

4. その他

前住んでいたところから、実は引っ越しました。日本もそうだと思いますが、メルボルンでの物価の上昇が激しく、家賃が2倍以上に上がるとのことだったので、さすがに出ました。ただ、まあまあいい家が見つかったので、よかったです。ただシャワーが冷たいのしか出ない事態が発生していて、今は夏なので良いですが、とにかく冬までになんとかしてほしいものです。

あと最近たまたま学校終わりに、Japanese Clubという日本文化系のサークルがメルボルン大学でランチイベントをしていたので参加してきました。ジャパニーズクラブというくらいなので、おにぎりとか食べれるやろな〜とか思ってワクワクして行ってみたら、なんとピザを配っていました。イタリアンクラブへの改名を希望したくなりました。伊藤園のお茶がもらえたので、文句は言わないことにします。