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ロータリー財団奨学生中間報告 赤山紗也果(第26回)

グローバル補助金奨学生
赤山 紗也果

 

新学期

冬学期が今月3日から始まりました。今学期は、スタジオがない代わりにクリニックという修士プロジェクトに取り組む授業がメインの時間を占めています。また、Professional Practiceというポートフォリオや履歴書の準備をしたり、実際にランドスケープのいろいろな分野で働いている人がスピーカーとして授業に来て話を聞いたりする授業を受けています。卒業後の進路を考えるうえで、とても参考になっています。さらにCommunity Engagementに特化した授業も取っています。担当教員はアメリカだけでなく、ケニアなどのコミュニティと関わってきた先生で、いろいろなコミュニティとのかかわり方やどのように会話を進めていくか、などを学んでいます。先生の経験からいろいろな話を聞くことに加えて、実際のコミュニティを訪れて実践することも予定されています。コミュニティとのかかわりはランドスケープの分野では、特に公共空間のデザイン等では不可欠なことなので、実践的に学べることを楽しみにしています。

 

ユージーンでの年末年始とコロナウイルスの状況

ユージーンで迎える新年は3回目となりました。コロナ禍で特に出かけることはありませんでしたが、クリスマスは友人と集まり、過ごしました。また年末には、ユージーンでは珍しく雪が降り、積もりました。

ロータリー財団奨学生中間報告 赤山紗也果(第26回)

ロータリー財団奨学生中間報告 赤山紗也果(第26回)

 

コロナウイルス、オミクロン株の感染はいまだ広がっていますが、オレゴン大学は対面授業で新学期がスタートしました。冬休み中には間に合いませんでしたが、私は1月上旬に三回目のワクチンを接種しました。今回は学校ではなく、薬局でワクチン接種を予約しました。同じ種類のワクチンであれば、どこの薬局でも接種できます。個人的には、これまでの2回のワクチンに比べ、副反応が強く出ました。接種の数時間後から、腕の痛みが出始め、およそ24時間後から悪寒、発熱の症状が出始めました。その後、2日ほど、微熱とめまい、嫌悪感などの症状で体調不良が続きました。大学では、1月末までに三回目のワクチン接種が義務付けられています。

 

大学としては対面授業が基本ですが、私が取っているクラスの多くがオンラインでも参加可能なハイブリット型になっています。先学期からGraduate Employeeとして教えている日本語のクラスもズームで録画をし、コロナウイルス陽性もしくは検査結果待ちの学生も授業が受けられるような体制に切り替わりました。私の知り合いでも、感染者が出るなど、感染拡大を身近に感じます。オミクロン株では症状が軽く、軽い風邪の症状程度で、気づきにくいこともあるため、同期のグループでは、定期的にコロナの検査を受け、陰性を報告しあうこともあります。これまでは予約制だったコロナの検査も、大学のヘルスセンター等で予約なしで受けられるようになりました。また感染予防力が高いとされるKN95マスクも学校で学生証を見せると支給されるようになり、私も利用しています。