西天草RC
坂西 力
令和7年9月9日(火)、天草拓心高校マリン校舎にて「就職模擬面接」が開催いたしました。本事業は、平成15年より西天草ロータリークラブが継続して取り組んできた青少年奉仕活動の一環であり、地域の未来を担う若者の育成を目的としています。コロナ禍による2回中断を経て、昨年度より再開され、今年で第22回目の開催となりました。
今回の模擬面接には、3年生18名が参加予定でしたが諸事情により急遽11名で実施。9月16日から始まる本番の就職試験に向けて、緊張感のある実戦形式の面接に臨みました。
面接官は、西天草ロータリークラブより参加した14名の会員が、地域の多様な業種の現役経営者・実務者の立場から、生徒一人ひとりに対して真剣なまなざしで向き合いました。
面接は、事前に履歴書と評価シートを確認したうえで実施され、面接直後には個別フィードバックが行われました。さらに、2~3名の面接終了ごとに総括的なアドバイスが共有され、生徒たちは自らの課題を明確にしながら、改善への意欲を高めていました。
西天草ロータリークラブ 平川会長より
「本模擬面接は、ロータリークラブの奉仕の理念に基づき行われます。本番の就職試験の前に生徒の皆さんが初めて“本物の経営者”と向き合う有意義な、真剣な、良い経験になると思います。我々も全力で取り組ませていただきます」と語られました。
面接官の皆様からは、業界ごとの視点を活かした質問や助言が寄せられ、生徒の強みを引き出す姿勢が随所に見られました。初参加の面接官や久々の参加者も含め、地域全体で若者を支える温かな空気が会場を包みました。
我々会員皆、地域人材の育成に貢献できることを誇りに思います。この模擬面接を通じて、生徒たちは自信を育み、社会人としての第一歩を踏み出す準備を整えることとなる一助となれればという思いと、今後の就職試験において、今回の経験が大きな力となることを心より願っております。