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2017学年度米山奨学生選考会報告

地区米山記念奨学会部門長
秋吉 実(杵築RC)

 

 12月17日にくまもと森都心(しんとしん)プラザで、18日はコンパルホール大分で、熊本、大分それぞれの2017学年度米山奨学生選考会が開催されました。

 

 来年度の第2720地区の採用数は、昨年と変わらず18名ですが、2年採用が4名居ますので新規採用数は14名となります。また、2年枠がすべて大分側のため、新規採用の振り分けは、熊本8名・大分6名となり、この枠を、各大学の学内選考を経て推薦された学生、熊本12名、大分13名の留学生が受験しました。

 

 面接の前に、面接官オリエンテーションを開催し、ロータリー米山記念奨学会の委員長セミナーにて「面接の心得」を受講してきた、德村 淳次期部門長にご指導してもらいました。今回はそれに加え、面接官の質問内容や順番を決めて、持ち時間をフルに活用できるように事前に打ち合わせを行いました。

 

 面接官は、前田眞実ガバナー、永田壮一ガバナーエレクト、ロータリー米山記念奨学会広報委員長の岡村泰岳パストガバナー、同評議員の赤山武興パストガバナーに米山記念奨学委員会メンバー5名を加え計9名が選考にあたりました。

 

 今回は例年に比べて両県共に5名前後、受験者数が少ないため、個人面接を各12分(通常10分)、グループディスカッションを各30分(通常20分)行い、各受験生が自己アピールする機会も増え、面接官も要求されている採点項目に対して、これまで以上に明確な判断ができたのではないでしょうか。また、面接総合点が40点満点から50点満点となり(全国共通)、より面接を重視することとなりました。

 

 グループディスカッションは、今回初めての試みで、ディスカッションリーダーを私、秋吉が務め、全員からなるべく平等に発言する機会を与え、どれだけ自己主張できるか、他人の意見に対してどのような人間性を見せるのかを、面接官に見ていただき評価してもらいました。しかし、地区選考目安の判断については、ある面接官は多国籍を重視、ある面接官は1年より2年採用を、学部より修士・博士課程を重視、という具合に各面接官で判断は多少異なりますが、最終的には、地区裁量の持ち点の中で、学校、出身国、採用年数などのバランスがとれた良い選考ができたと今回も実感することができました。

 

 現在、秋入学の1年半も2年の枠となっていますが、評議員の赤山パストガバナーが、評議員会で強く主張して頂いたおかげで、「0.5ポイント」の復活が常任理事会で承認されましたので、今後の第2720地区にとっては、採用数をより有効に活用することが出来るでしょう。

 

 2017学年度の米山奨学生は、4月から新たな世話クラブ・カウンセラーと共に活動してまいります。現在(2月3日迄)、世話クラブの募集をしておりますので、多くのクラブから応募をいただきますようお願い申し上げます。

 

 最後に、今後とも、米山記念奨学会の事業にご理解とご支援をお願い申し上げまして、2017学年度米山奨学生選考会の報告といたします。

 

熊本の様子

2017学年度米山奨学生選考会報告

 

大分の様子

2017学年度米山奨学生選考会報告

2017学年度米山奨学生選考会報告